抗インフルエンザ薬の種類と特徴

インフルエンザ治療薬(抗インフルエンザ薬)に関してはいくつかの種類があり特徴も様々ですが、その多くがインフルエンザ発症後の初期(約48時間以内)に使用することで効果を発揮します。
また、インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型と3つの型が存在しますので、それらに適した治療薬を使用する必要があります。

・NA(ノイラミターゼ)阻害薬
こちらは主にA型とB型のインフルエンザに対して効果があります。
薬剤の名称としてはリレンザ、タミフル、ラピアクタ、イナビルなどがそれに該当し、タミフルは飲み薬、リレンザやイナビルは吸引器を使用するタイプ、ラピアクタは点滴薬となっています。

・M2プロトンチャンネル阻害薬
こちらはA型のみ有効とされており、シンメトレルという飲み薬がこれに該当します。
細胞へウイルスが侵入する際に関与するプロトンチャンネルのM2タンパク質の作用を特異的に阻害するという働きを持っており、日本においてはパーキンソン病の治療薬として初めに承認され、その後インフルエンザ治療薬としても認定されました。

・RNAポリメラーゼ阻害薬
こちらはA型とB型の両方に効果があり、アビガンなどの飲み薬となっています。
RNAポリメラーゼを阻害することでウイルスが遺伝子複製をする動きを抑えることができ、結果として症状を軽減させて早期に治すことができるという仕組みです。
しかし、非臨床試験によって催奇形性があることが分かり、使用にあたっては新型又は再興型のインフルエンザとし、他の抗インフルエンザ薬が無効または効果が薄い場合にのみと限定するなど、厳しく使用が制限されるようになりました。

ギラン・バレー症候群について

治療薬となるタミフルの服用において異常行動を起こして死亡するという事故は周知のものとなっていますが、インフルエンザワクチンの接種によって起こる副作用・副反応として、ギラン・バレー症候群(GBS)が起こることがあると言われています。
1976年、アメリカで発生したH1N1型インフルエンザにおいてインフルエンザによる死亡は0人だったものの、約4,300万人がワクチンによる副作用でギラン・バレー症候群を発症し、25人が死亡したという例がありました。
ワクチンの接種によってこういった副反応が起こることに対する抜本的な対策は未だになく、アメリカ疾病予防管理センターでは予防接種を受ける人が少ない時期からも毎週のように80~160例が発生していると発表しており、因果関係については正確には認められていないものの、ワクチンによる副反応として注意が必要であるとされています。

こういった背景からも、日本における予防接種も大いに注意が必要であることが明らかであり、ワクチンの接種を受ける前にご自分の体質などをよく検査して理解しておくことも大切と言えます。
また、ご自分の体をしっかりと検査することは、インフルエンザだけでなく健康そのものを手に入れるという面から見ても大変良いことですので、積極的に検査をしておくようにしていきましょう。